突発性後天性網膜変性症症候群(SARDs)
- animaleyeclinic
- 2017年3月22日
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突発性後天性網膜変性症候群(SARDS)は突然の視力喪失を伴う状況です。原因は不明のままではありますがそれらは網膜の細胞の変性によるものです。網膜は光感受性層であり、視力には必須であります(カメラとフィルムの関係)。近年報告されいる免疫介在性網膜炎(IMR)とSARDSは多くの類似点があります。 両方の疾患は網膜に対する不適切な攻撃によるもので、それは自己の免疫システムによるものだと考えられています。
好発犬種
中年齢から老年齢犬に見られ、メスで多い。ミニチュアシュナウザー、ダックスフント、アメリカンコッカーで多くみられるが雑種を含むどんな犬種にも起こりうる。
症状
SARDS症例では体重増加、多飲多尿がみられ、それらの症状は数ヶ月で自然と解消されてしまう。SARDSの犬は深刻な視力喪失を主訴として来院し、虹彩の散大がみられるが眼底検査では異常が見られない。
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