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眼球摘出 VS 義眼挿入

  • animaleyeclinic
  • 2017年4月3日
  • 読了時間: 2分

今日は眼球摘出と義眼挿入についてです。

緑内障と診断がつくと、目薬の治療と手術の話をします。

どうして手術が必要かは、先生方がお話してくれるでしょうからここでは割愛しますが、手術には2種類あります。

①眼球摘出:名前の通り眼球を眼窩(目の窪み)から取り除きます。

②義眼挿入:眼球の中身を取り除き、そこにシリコンボールを挿入します。

良い点悪い点があるのですが、手っ取り早く術前術後の写真をお見せします。

犬、緑内障です。眼球摘出前と摘出後(手術後1か月、毛の生える前)の写真です。

次は

犬、緑内障です。義眼挿入前と挿入後の写真です。

ご覧いただいた通りで外観上の見栄えは、義眼挿入に軍配があがります。

合併症のリスクを考えると、眼球摘出が優れています。

最後に

猫、眼球穿孔。眼球摘出前と摘出後の写真です。

猫には義眼を入れられませんので、選択肢は眼球摘出のみとなります。

要約

術式を選ぶ際に、皆さん悩まれるのは ①見栄え VS ②合併症の少なさです。本当に悩まれます。私は選択に悩まれている飼い主様に対して、「動物にとって快適な方法」をお薦めしております。手術をうけてその状態で生活していくのは動物ですから。一方、見栄えを重視し義眼を選択された方は「本物の目と変わらない!!義眼を入れて良かった」と喜んで頂いております。最終的には飼い主様の価値観ですが、適切な相談相手、的確なアドバイスで、早く楽になって欲しいです。

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