犬の眼瞼できもの
まぶたにできものがあります。
黒くて大きなできものです。
下の写真を見て下さい。
私の印象は、「どうしてもっと早く来ないの......」
理由:大きくなればなるほど、①動物の負担が増える。②費用負担が増す。良いことが見当たりません。
ではどうして.....
「先生に経過を観て良いですよ」と言われたから。
「大きくなったら考えましょう」と言われたから。
セカンドオピニオンを受けようと思った理由は?
「このまま治療で良いのか心配になったから」
「大きくなってきて心配になったから」
「手術して欲しくなったから」
検査をするにあたって、眼瞼をめくってみました。
下の写真です。
大きいですね。
黒くてボコボコしています。
一部出血があります。
瞼にも影響出ています。
次は手術方法を検討していきます。
下の写真を見てください。
白線で囲まれた領域を切除していきます。
手術には適応基準がありまして、ここまで大きくなると一般的な術式は適応されません。
つまり、次の手(費用増↑)を使う事になります。
更に、一般的術式にはない問題点(動物の負担増↑)も出てきます。
問題点の詳細に関しては割愛しますが、長期的に動物の負担になります。
いつもの事ですが、「どうしてもっと早く......」と心の中で叫んでしまいます。
経過観察して、結果的に費用負担増+動物の負担増。
それならば
セカンドオピニオンをして、早期解決。動物も楽になります。
要約
不安や心配事が出てきたら、専門家に相談しましょう。
それがセカンドオピニオンです。
かかりつけの先生も、自分やご家族が病気になればセカンドピニオンを活用します。
失礼には当たりませんのでご安心を。
白線で囲んだ領域を取り除きます。