猫 角膜穿孔
「どうしてもっと早く来ないの.....」
いつも変わらず、同じことを思っています。
それでは、この子を紹介します。
左眼の角膜に大きな凹みと穴が開いています。
犬猫の眼科医としては、①視力温存、②眼球温存、③どうぶつの生活の質の向上(眼球摘出等)を考えます。そんな時に「先生目をとってください.....」と言われるとどうして来たの?と思ってしまいます。どういうことかって?はい、説明いたします。眼科にとって眼球摘出とは、安楽死と同義語です。この状況で言い換えると「先生、この子安楽死してください」です。当然「はい、わかりました。やりましょう....」とはいきません。だって、ここは眼科だから......よって、この子は②眼球温存を狙う手術をしました。願わくば①視力温存も期待しています。
目の状況から考えて、昨日今日の病気ではありません。
「どうしてもっと......」本当に残念です。
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