アニマル眼科クリニック

あれ？治らないな？とお思いの際は、 1週間を目途にセカンドオピニオンをお薦めします。 どうしてか？手遅れになるからです。 具体的に言うと、 動物病院で処方される目薬で治らない時 →　重症か、鑑別エラー もし重症でも →　早ければ瞬膜切除で改善する事もあります。 →　間に合わないと

昨日今日と、猫の瞬膜①、②、③を投稿しました。 瞬膜が腫れてむき出しになる外観はすべて同じですが診断が違います。 鑑別リスト作成を誤ったり、検査の選択を間違えると、大変なことになってしまうので細心の注意を払って仕事をしています。→　設計図作りが最も重要なのを、判っていただければ嬉

この子の瞬膜は出っ放しで、肉厚で、太い血管が目視できます。異常中の異常です。 何と、ここ1週間程で急激に大きくなってきたと言う事で緊急手術をお薦めしました。 「はい」取り除きます。瞬膜除去して良いの？だってチェリーアイの時に瞬膜は取るなって......この場合は良いのです。どうし

前の病院での事は察しえませんが、納得がいかないのであれば、早くセカンドオピニオンを受けましょう。 以上、提携動物病院に転院してきた猫ちゃんの院内コンサルティングでした。

専門病院では、質問をしていいのです。納得いくまで聞いていいのです。時間がかかっても良いのです。１件の外来に1時間かかることもあります。それでいいのです。どうしてかって？「はい」a+bの最大化を考えているからです。いいのです。

上の写真の解説です。 左側：術後の外観。右眼の角膜に結膜が見えます。痛みがないので目は開いています。 中央：術後1ヶ月。結膜がぴったりと張り付いています。組織反応もなく良好です。 右側：術後３か月。結膜除去後。角膜に張り付いた部位（病変）だけが残っています。 ※角膜に残った結膜は

「もっと早く.....」 自分は関東から関西まで移動して仕事をしています。 一緒に仕事をしている先生が、一人でも多く巣立って、それぞれの地域で眼科医療を担っていってほしいと思っています。 「もっと早くなんです......」

「もしかしたら.......」 眼内炎が起きると、白目が赤くなります。目の中の違和感から羞明が出て、角膜が濁り、癒着が起きてきます。そして眼内圧の上昇を起こして失明してしまいます。痛みが出てくると涙が止まらなくなります。肝心の眼内炎の原因ですが、もしかしたら目が原発の悪性の腫瘍か

簡単に言うと、病気によって治療方法や予後（寿命）が変わるからです。 ①悪性腫瘍ならば→　命の問題が出てきます。残された時間を大切に過ごします。 ②抗がん剤が効く腫瘍ならば→　延命できます。治療開始です。 ③腫瘍でなければ→　命に別状ありません。 私どもは、動物の健康を守るために

犬猫の眼科医としては、①視力温存、②眼球温存、③どうぶつの生活の質の向上（眼球摘出等）を考えます。そんな時に「先生目をとってください.....」と言われるとどうして来たの？と思ってしまいます。どういうことかって？はい、説明いたします。眼科にとって眼球摘出とは、安楽死と同義語です。