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猫の虹彩ボンベ!!

  • animaleyeclinic
  • 2017年4月10日
  • 読了時間: 1分

虹彩が大変なことになっています。

これは虹彩ボンベと言います。

普段虹彩の裏側と水晶体の表面は触れていても癒着することはありません。

しかし、目の中で炎症が生じると、虹彩の表面はベトベトしてきて、触れたところに癒着します。この子の虹彩は水晶体前面に触れて癒着しています。とくに虹彩の縁(瞳孔辺縁)が水晶体に癒着すると、目の中の水の流れが滞ります。行き先を阻まれた水は虹彩の裏に留まり、虹彩を前方に押し出します。その状態を虹彩ボンベと言います。この間も水は新たに目の中に湧き出てきますので、目の中の水が増えてしまいます。目はパンパンに腫れて緑内障となり失明してしまいます。また、水晶体に白濁(白内障)がみられます。これは眼内炎の合併症です。

「もしかしたら.......」

眼内炎が起きると、白目が赤くなります。目の中の違和感から羞明が出て、角膜が濁り、癒着が起きてきます。そして眼内圧の上昇を起こして失明してしまいます。痛みが出てくると涙が止まらなくなります。肝心の眼内炎の原因ですが、もしかしたら目が原発の悪性の腫瘍かもしれません。

自分は基本的にさっぱりした性格なので、くどくど言うのは嫌なのですが言わせてください。「早く受診しましょう」

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