柴犬の内反症
柴犬をはじめとした日本犬、ゴールデンレトリーバー、ボストンテリア、アメリカンコッカーなど、1歳未満で内反症を発症させ来院してきます。
上の写真左は、左目が開きません。瞼が内反し、角膜に毛が触れ、痛みが出ています。
写真中央は、下眼瞼の眼瞼縁(黒いライン)が見えません。重度の内反症です。
写真右は、下眼瞼をめくったところです。眼瞼が波を打っているのがわかります。
内反症状を出す原因にはいくつかあります。
診察ではその原因を特定していきます。
この子は、原因特定の結果、手術が必要な子でした。
写真左は、術前の状態。
写真右は、術後1ヶ月の状態。
常に閉じていた目は、術後、ぱっちり開くようになりました。
撮影に当たって、照明とストロボを照射しますので、眩しそうです。
内反が改善されて日常生活はどのように改善するか?
①目が開きます。
②涙が止まります。
③目やにがでなくなります。
④目を気にしなくなります。
「はい」快適ですね。
これで良いのです。
犬種、性格等によって、術式を選択いたします。
また、美容整形的要素がありますので、飼い主様のご要望もお聞きします。
??→ 目の形が変われば犬の顔貌もかわってしまいますので......
角膜に傷がつく前に、手術をお受けすることをお薦めいたします。