

眼球摘出 VS 義眼挿入
手術を選択するのは人(飼い主様)ですが、手術を受けて生活していくのは動物です。
私は選択に悩まれている飼い主様に対して、「動物にとって快適な方法」をお薦めしております。見栄えを重視し義眼を選択された方は「本物の目と変わらない!!義眼を入れて良かった」と喜んで頂いております。最終的
目薬の袋
目薬の遮光袋は光に対して不安定な目薬が入れられますので、必ず遮光袋に入れてください。また目薬は遮光指示がなくても窓際などの直射日光の当たる場所にはおかない方がよいでしょう。
目薬の保存温度
薬のラベルに室温保存冷所:1-15℃
室温:1-30℃
常温:15-25℃(範囲が狭い)
(日本薬局方通則より引用)、冷所保存、常温保存とあります。「先生、室温って何度ですか?」「冷所保存の薬、外出時はアイスボックスが必要ですか?」と質問されます。


白内障
皆様ご存知の通り動物にも白内障があります。イヌ、ネコ、ライオン、チンパンジー、ウマ、ウサギなど様々などうぶつの白内障をみてきました。動物種によって発症パターンや原因は異なりますが、イヌでは人と違って若くして発症する子が多くなっています。犬種によっては遺伝的な要素も無視できません。


角膜潰瘍
角膜は透明でドーム状の部分です。目のなかを保護し、光を眼内に通過させることで目の機能を維持しています。正常な角膜は4層構造で、それぞれ表面から、上皮細胞層、最も厚い実質層、デスメ膜、内皮細胞層があります。角膜潰瘍は上皮細胞層の損傷によるもので痛みは伴うが、単純性角膜潰瘍は適切な治


角膜内皮ジストロフィー
角膜実質の脱水性を保てなくなり、角膜は混濁していく。これは遺伝的要因で引き起こされることがある。その代表的犬種はダックスフント、チワワ、ボストンテリアなどである。それらの犬種では、角膜内皮細胞ジストロフィーとよばれ、引き金となる疾患もなく自然発生的に生じる。内皮細胞の変性は眼内の


乾性角結膜炎(KCS)
乾性角結膜炎(KCS)は涙液産生の低下および欠如に伴う目の変化。角膜は透明で眼内に光を透過させる働きと眼球を保護する機能を担っています。他の組織では酸素と栄養素の供給を血液により受けていますが、角膜には血管がありません。その為、それらの多くを涙から供給されています。


緑内障
緑内障は視神経の神経変性を伴う失明につながる病気です。 人においては眼内圧の上昇が緑内障を進行させる主な危険因子のひとつであると考えられているが、獣医領域では緑内障はいつも眼内圧の上昇を伴っている。


ぶどう膜炎
ぶどう膜炎とは眼内の血管膜における炎症過程。まずは目の基礎的解剖を知っておきましょう。目の最外層は透明な角膜と白い強膜で眼球形態維持に役立っている。最内層は神経層もしくは網膜、中間層がぶどう膜といわれる血管に富んだ層で、虹彩、毛様体、脈絡膜から構成される。


突発性後天性網膜変性症症候群(SARDs)
突発性後天性網膜変性症候群(SARDS)は突然の視力喪失を伴う状況です。原因は不明のままではありますがそれらは網膜の細胞の変性によるものです。網膜は光感受性層であり、視力には必須であります(カメラとフィルムの関係)。近年報告されいる免疫介在性網膜炎(IMR)とSARDSは多くの類